獣医師の池田です。
今回は、ねこちゃんの皮膚病についてのおはなしです🐈
猫ちゃんはザラザラした舌で一生懸命グルーミングをします。そのため、かゆみがあっても「舐める」ことで我慢してしまい、わんちゃんのように強く掻かないこともあります。
その結果、皮膚のトラブルにご家族が気付きにくいことも少なくありません。
また、猫ちゃんは環境の変化や心のストレスが体に出やすいどうぶつです。お引っ越しや一緒に暮らすどうぶつの変化などをきっかけに、気になる部分を舐め続けてしまい、皮膚病につながることもあります。
お腹をしきりに舐めている場合には、皮膚だけでなく、泌尿器の病気や便秘など、体の中の不調が関係していることもあります。違和感を感じて、つい舐め続けてしまうことがあるのです。
そのほか、食べ物や環境によるアレルギー、カビなどの感染症が原因となることもあり、皮膚病の理由はさまざまです。
このように、猫ちゃんの皮膚病は原因が一つとは限りません。かゆみだけでなく、生活環境や日々のちょっとした変化が関係していることもあります。お話をうかがいながら、必要な検査や治療を一緒に考えていきましょう🐈
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こんな様子はありませんか?
・体をよく舐めている、毛が薄くなってきたところがある
・頭のあたりを後ろあしで掻くことが多い
・皮膚が赤くなっている、かさぶたができている
・赤いブツブツが出ている
・皮膚がデコボコしている
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考えられる主な原因
・ノミやダニ
・細菌やカビ
・アレルギー(ノミ、食べ物、環境など)
・ストレス
・下部尿路の病気(膀胱炎、膀胱結石など)
・関節やおなかの不調
・免疫の病気
・腫瘍 など
猫ちゃんは、わんちゃんに比べてお薬やシャンプーが苦手な子も多いため、その子の性格や暮らし方に合わせた治療がとても大切です。
日頃のスキンシップの中で皮膚や被毛をそっとチェックしてあげてください🐈
「いつもと違うな」と感じることがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね