こんにちは!看護師の鵜飼です。

今回はお手入れについてお話しします。

わんちゃんと一緒に暮らす上で大切な日々のお手入れ。

おさんぽや遊び、声掛けなどのコミュニケーションもとても大切ですが、定期的なお手入れで身体を清潔に保ってあげることも、ケガや病気の予防・早期発見(お手入れで身体を触っていたらしこりをみつけた!などあります)に繋がるのでとても大切です。

爪は伸びすぎると肉球に刺さってしまったり、折れたり、どこかにひっかけて大けがしてしまったりしますし、肛門腺も長期間絞らないと肛門腺がたまっている部分が炎症を起こしてしまったり、最悪やぶれて出血しとても痛いことになってしまいます。耳はお掃除をしないとかゆみや赤みが出てきて外耳炎になったり、さらに進行すると中耳炎になってしまいます。

ブラッシングやシャンプーも長くやらないでいると皮膚炎になってしまう子がいます。

とくに長毛の子は脇や内股などに毛玉ができて、そこが蒸れなどにより皮膚環境が悪くなり皮膚炎になってしまうことがありますので、毛玉になりやすい部分だけでもこまめなブラッシングをしてあげられるといいですね。

その際、毛先だけでなく根元の方までしっかりと毛をかき分けてとかすことがポイントです✨(表面はとかせていても根元をみるとフェルト状に毛玉になってしまっていることがよくあります💦)

お手入れの頻度ですが、ブラッシング以外は1カ月に1回程度でOKです。

ただ皮膚病や外耳炎になりやすい子は週に1回や2週に1回など回数の調整が必要になります。また、耳掃除のしすぎやシャンプーのしすぎは逆効果になることがありますのでご注意ください。

(※たとえば病院犬たまちゃんはキャバリアという犬種の特性上皮膚炎になりやすいので2週に1回シャンプーしていて、皮膚は良好に保たれています🐶)

おうちのわんちゃんがどのくらいの頻度でお手入れしたらいいかわからないという方はお気軽にご相談くださいね。

お散歩やごはんをあげることはもちろん、定期的なお手入れ、ワクチンや健診などの予防医療、異常があれば必要な検査や治療を受けさせてあげることも、わんちゃんと一緒に暮らす上でとても大切なことですので、そこも含めてしっかり体調管理してあげましょう🌸